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九州地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記

知ろう!クジラにやさしい慶良間のホエールウォッチング

2026年01月09日
慶良間 三石裕弥香
みなさん、こんにちは。
慶良間自然保護官事務所の三石・村石です。

 令和7年11月1日、沖縄美ら海水族館イベントホールにて「知ろう!クジラにやさしい慶良間のホエールウォッチング」と題し、沖縄美ら島財団の小林希実さん、イラストレーターのpokke104池城由紀乃さんにご登壇いただき、トークショー&ワークショップが開催されました。
登壇者によるトークショーの様子の写真
登壇者によるトークショーの様子  
 クジラについてのさまざまな分野の研究で活躍されている小林さん。ザトウクジラの生態や、なぜ冬になると沖縄・慶良間諸島周辺にクジラたちが帰ってくるのか、などを分かりやすくお話いただき、みなさん興味深く聞き入っていました。
 ザトウクジラの歌声のことについて聞かれた時には歌真似も披露され、その見事な歌声に会場中から拍手喝采が巻き起こりました。
クジラの魅力や生態についてお話される小林さんの写真
クジラの魅力や生態についてお話される小林さん  
 座間味村の観光大使でもあるpokkeさんは、初めてスキューバダイビングした座間味の海に魅了されたこと、海中の世界だけではなく、自然への憧れが深くなっていったこと、今まで出会ったクジラのエピソードも交え、ホエールウォッチングの楽しさを伝えてくれました。
 また自然だけではなく、島の人たちの営みや行事などを敬い、その魅力とそれを伝えるべき作品作りへの想いなどを語られました。
作品に込める想いを語るpokkeさんの写真
作品に込める想いを語るpokkeさん  
 トークショー終了後は、このイベントのタイトルに相応しい「保護と利用」のバランスをテーマにしたモビール作りのワークショップを行いました。モチーフは主役のザトウクジラと見るためのホエールウォッチング船、クジラを探す探鯨員さん。全てpokkeさんが描いたかわいいイラストです。
ワークショップの様子の写真
ワークショップの様子  
 作業はパーツを切り離すことから。次に主役のクジラの尾びれに模様を描きます。予め小林さんから、ザトウクジラの尾びれは模様やフチのギザギザが個体ごとに違い、この特徴を生かして、個体識別を行っているという解説がありました。そのお話を参考に参加者のみなさんそれぞれが、自分のオリジナルの模様を描いていました。

尾びれに模様を描いている写真
どんなクジラにするのかな?
思い思いに色を塗る参加者の写真
思い思いに色を塗る参加者 
次にパーツを吊るしていきます。
細かい作業に真剣な様子の参加者の写真
細かい作業に真剣です
バランスが難しいですね。
ポイントを説明されるpokkeさんの写真
ポイントを説明されるpokkeさん
バランスを取るのに苦戦していた子もいましたが、それぞれ個性あるモビールの完成です!
出来上がったモビールの写真
出来上がったモビール  
 12月下旬頃から、いよいよザトウクジラたちが沖縄・慶良間諸島周辺海域に帰ってきます。今からわくわくしますね。 ワークショップのモビールのように「保護と利用」のバランスを意識した、クジラにやさしい慶良間のホエールウォッチングをぜひ体験してみてください。 

 慶良間自然保護官事務所では、座間味村ホエールウォッチング協会、渡嘉敷村ホエールウォッチング協会にご協力いただき、慶良間諸島国立公園ならではのホエールウォッチングのブランドブックを作成しました。
  詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.env.go.jp/park/kerama/WW_Book_Ja.pdf